『メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ』
- タイトル:メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ
- 原題:Metal Gear Solid V :Ground Zeroes
- ジャンル:ゲーム
- 監督:小島秀夫
- 製作年:2014
- 製作国:日本
- 劇中年:1975
- 要素:傭兵、PMC、核兵器、グアンタナモ、爆弾、拷問
- 評価:★★★☆☆
- あらすじ:前作『ピース・ウォーカー』から一年。かつて共に戦った少女チコ、少年兵パスの二人がアメリカ軍に監禁されていることを知った歴戦の勇士スネークは、キューバ・グアンタナモへと単独潜入を試みる。1984年の物語を描く新作『ファントム・ペイン』のプロローグ。
- 寸評:傭兵たちの理想郷「国境なき軍隊」が強大になるいっぽう、裏切りと陰謀によって足を掬われつつあるスネークの姿が、キューバの夜の湿度と空気をセクシーに描く圧倒的なゲーム表現をもって描かれる。プロローグゆえ物語のボリュームは小さいが、このゲームが描く1975年の世界に感じるリッチな感覚は、ハリウッド映画のそれをも上回るかもしれない。映画好きな小島監督だけあって、J・J・エイブラムス的ハレーション、『ドライヴ』な80'sふう劇伴など、2014年の映像作品としての楽しさも豊富。「1975年の世界でスパイをしちゃう俺」にうっとりしたい御仁ならば、当分のあいだは本編『ファントム・ペイン』を待たなければならないフラストレーションを背負ってでも、プレイして損はない。
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