『機龍警察』
- タイトル:機龍警察
- 原題:Police Dragoon
- ジャンル:小説
- 著者/監督:月村了衛
- 製作年:2010
- 製作国:日本
- 劇中年:言及なし
- 要素:超兵器、日本、警察、傭兵、中国
- 評価:★★★★
- あらすじ:至近未来の日本。近接戦闘用に普及した、人間が搭乗する機械兵器「機甲兵装」による犯罪を追うべく、警視庁内に創設された「特捜部」。最新機甲兵装「龍機兵」と三人の傭兵を擁し、都内で発生した地下鉄立てこもり事件を追う特捜部だったが、事件の背景には巨大な陰謀が張り巡らされていた。
- 寸評:機甲兵装というアイディアを中心に、物語は警察小説・SF・スパイフィクションと三つのジャンルを自由に往還する。一作目の本作では、日本出身の傭兵・姿俊之を中心に、立てこもり事件の背景でうごめく傭兵グループ、そして警察内部の軋轢との戦いが描かれる。佐々木譲、神山健治、小島秀夫/伊藤計劃…と近年の諸作の熱気が濃厚に息づく、堂々たる日本のスパイフィクションだ。
- 作者: 月村了衛
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/03/19
- メディア: 文庫
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