『エージェント:ライアン』
- タイトル:エージェント:ライアン
- 原題:Jack Ryan: Shadow Recruit
- ジャンル:映画
- 監督:ケネス・ブラナー
- 製作年:2014
- 製作国:アメリカ
- 劇中年:2013
- 要素:CIA、ロシア、テロ、アフガニスタン、ウォール街、金融、ロシアンマフィア
- 評価:★★
- あらすじ:ウォール街で働くジャック・ライアン(クリス・パイン)は、違法な取引やテロリストの資金を監視するCIAのアナリストとしての顔をもっている。ロシアの資本家チェレビン(ケネス・ブラナー)の怪しい動きをとらえたライアンは、モスクワでの現地調査を命じられるのだが…。トム・クランシーの創造した人気キャラをもちいた、リブート作。
- 寸評:911を主人公の軍志願のきっかけとし、CIA批判のセリフを含めるなど、『アルゴ』『ゼロ・ダーク・サーティ』同様に米国諜報機関の名誉挽回を基底にしており、リブートの狙いは間違っていない。そうしたテーマとブラナーの演出、クリス・パインのチャーミングさが噛みあわず、結局いつもの無敵で空虚なジャック・ライアンになってしまったのが残念な限り。敵ビル侵入作戦でのバックアップスタッフの華麗さや、米国内のスイーパーの暗躍など、光る要素も多い。(2014/02/17)